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免疫介在性疾患の原因と漢方薬治療
2020/11/08
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アレルギーやアトピーに代表される皮膚炎や、IBDなどの慢性胃腸炎、甲状腺機能低下症や糖尿病、あるいは全身に炎症を起してしまうエリテマトーデスや壊死性脳炎といった、自分の体を免疫が攻撃してしまうこれらの免疫介在性疾患の原因は、
「免疫の守護者制御性T細胞とはなにか」坂口志文著より

少なくとも今の臨床現場では「免疫が強すぎる」と考えられていることが多いです。なので、ステロイドや免疫抑制剤、抗がん剤といった免疫を抑える(壊す)薬による治療が主流ですが、これらの治療では治るどころか、副作用だけでなく、病気自体が悪化したり、他の免疫疾患を誘発してしまうという矛盾があります。

一方、最新の免疫学では、免疫介在性疾患の原因は、単に「免疫が強すぎる」からではないことがわかっています。
今解明されているのは、正常な状態でも、誰もが自分を攻撃してしまう免疫細胞をもっていますが、同時にそれらの暴走を「抑える(免疫)細胞」(制御性Tを細胞)も存在しており、
(自己免疫寛容;体が異物と共存す仕組み、腸内細菌や常在菌との共生、妊娠するためにとても大切な機構です)、

 

「攻撃する細胞」と「抑える細胞」のこれらのバランスが崩れることで免疫性の炎症が引き起こされるということです。

 


なので、現在の免疫を抑える(壊してしまう)治療法で病気が悪化してしまう原因は、「攻撃する免疫細胞」と同時に「抑える免疫細胞」も抑えてしまうからと考えられます。

また、近年癌の治療で使われるようになった免疫チェックポイント阻害剤や、ワクチンに含まれているアジュバンド(免疫賦活剤)も「抑える免疫細胞」の働きを抑える働きごあるので、これらも免疫介在性の炎症を誘発する原因になります。
実際、オブシーボなどの免疫チェックポイント阻害剤の副作用は免疫介在性疾患ですし、
ワクチンの副作用と考えられる症状のほとんどが、炎症によるものです。
また、当院に来院される免疫介在性疾患の患者様もワクチンを、打ってから発症した子は多いです。

これらの免疫バランスが大事ということが解明されてはいても、実際に体の中でそれらのバランスが維持されているかということはまだ不明なことは多く、もちろん治療にも反映することができていません。
なので、未だに免疫介在性疾患に対しては、免疫を抑制する治療しかできないのです。

当院の漢方薬が効果を発言するメカニズムは不明ですが、治療の反応からは、体のバランスを整える体質改善、免疫を整える漢方薬によって、
免疫のあるべき最適なバランスを取り戻しているのだとと考えられます。

参考;「免疫の守護者制御性T細胞とはなにか」坂口志文著


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