がん・腫瘍
-
- がん・良性腫瘍の治療
- 時間に対する捉え方が異なる動物たちの治療では、QOL(生活の質)を確保する優先度が高いと考えています。動物たちの意識では、過去や未来はなく「今」この瞬間が全てだからです。ゆえにご家族と一緒に日常を過ごしながら、副作用で苦しむことなく安心して治療できる漢方薬治療は動物たちにも合っていると感じています。
また、「がん幹細胞」は抗がん剤に効かずいつまでも生き残り、再発や転移の原因になると言われています。ゆえに体調を整えながら免疫を上げ、継続できる治療が必要です。
-
動物医療において、体の拒絶反応を巧妙に避ける抗がん剤は「副作用がない」と説明されることも増えていますが、免疫や胃腸を始め、体への副作用は確実に動物たちに重くのしかかってきます。頻繁な検査も残された貴重な時間を費やしてしまいます。
少なくとも、治療による副作用で苦しみながら最後まで戦わせ続けるより、残された大切な時間を少しでも苦痛なく、ご家族との時間を有意義に過ごさせてあげたいと望まれる場合、我々の漢方薬治療はお役に立てると考えています。
治療法 | 抗癌剤 | 漢方薬 |
---|---|---|
目的 | 細胞分裂が盛んながん細胞を殺す | 体質を整え、免疫細胞を活性化することで、 体が癌と戦い、食い止める力をつける |
特徴 |
|
|
腫瘤の治療例(口の疣、肛門周囲腺腫)
-
ヨーダちゃん 〜肥満細胞腫の治療
2019/02/16 フェイスブック投稿
いつもミニラちゃんと一緒に来院ヨーダちゃん。
漢方薬で肥満細胞腫〈グレードIII、KiupelグレードIII、分裂指数49〉を治療してもう10ヶ月近くですが、初めて来院されたときのように体中にブツブツができてあちこち出血してしまうような症状はもうなく、顔に1~2個数mmのものがポチポチある程度で維持しています。それも大きくなるようなことはないようです。漢方薬もちょっとずつ減薬を試しています。 -
ふうちゃん 〜消化器型リンパ腫の治療
2019/01/10 フェイスブック投稿
ふうちゃんも、川崎の高度医療センターで「消化管型リンパ腫」と診断され、抗がん剤でも余命は1年、去年いっぱいはもたないと言われてましたが、
無事に年を越し体調はとても安定しています。漢方薬治療は、症状を止めているのではなく、体の中から改善した結果、体調が安定しているので、ここまでこればもう大丈夫です。