治療方針
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- 西洋医学と東洋医学
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病気に対して異なる視点からアプローチする方法なのでどちらが正しく優れているかという比較はできません。問題に対して複数の視点から検討し、状況に応じて使い分ける選択肢が必要と考えています。
西洋医学の即効性は痛みや苦しみからすぐに開放してくれるだけでなく、症状の連鎖を防ぎ、体力を回復させる猶予を与えてくれます。しかし体のバランスが崩れていたり、免疫が弱く自己治癒力が衰えることで、再発を繰り返してしまう場合、体の中から改善する治療が必要です。
また、西洋医学では診断つかなく、治療できない病気に対しても、漢方薬治療で体を整え自己治癒力を引き出すことで道が拓けることは少なくはありません。
- 体のサイン
- 病気として現れた体のサインを無視したまま、表に出る症状ばかり攻撃し抑えるだけでは体に生じた問題は悪化し続け、臓器不全や免疫疾患といった、もっと大きな病気を引き起こしてしまいます。
難病を「運が悪い」「特異体質だから」と片付けてしまうのではなく、体の中に存在する問題に気づき、きちんと向き合うかどうかで、動物たちのその後の生活は大きく変わってきます。
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- 動物のための医療
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商業化され、効率化された医療の中では、「病気」だけが独り歩きし、動物たちの心と体が取り残されてしまいます。病気として表に現れなくとも体への負担は蓄積し続け、体を鑑みない治療が逆に動物たちを傷つけてしまうことさえあります。
動物たちの声なき悲鳴ともいえる体のサインに、耳を傾けてあげてください。
「病気を早期発見」する前に、病気にならないよう動物たちの体をケアしながら病気を予防することも必要です。その手段としても漢方薬治療は有効だと考えてます。
漢方薬治療を通して、人間と動物との神秘的でかけがえのない時間を取り戻すお手伝いができれば幸いです。 -
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