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- 繰り返す腹痛や胃腸炎、膵炎から卒業するために。「食欲」と「うんち」に隠されたSOS
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- 2026/05/02
- 胃腸の症状
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「またお腹が痛くなってしまった……」
点滴や注射で一旦は落ち着くけれど、数ヶ月あるいは数週間経つとまた病院へ駆け込む。
そんな繰り返す胃腸炎や膵炎にお悩みではありませんか?
当院には、そうした「その場しのぎの治療」の繰り返しに不安を感じ、体質改善を求めて来院される患者さんが多くいらっしゃいます。
先日、そんな飼い主様からいただいた、非常に大切な「気づき」をご紹介します。
1. 「食べたい!」が止まらないのは、元気の証拠ではない?
飼い主様からこんなご相談をいただきました。
「体調を崩す前になると、異常なほど食欲が出て、食べ終わってもずっと催促されるんです。これも何かのシグナルでしょうか?」
実は、これこそが大きなシグナルです。
中医学では、これを**「胃熱(いねつ)」**と呼びます。胃の中に過剰な熱がこもることで、代謝が異常に亢進し、食べても食べても満足できない状態になります。
しかし、この「熱」こそが、胃腸や膵臓の炎症を引き起こす火種。
つまり、異常な食欲は、繰り返す胃腸炎や膵炎が起きる前の「ボヤ」のサインなのです。
2. 「食べているのに便が少ない」も危険信号
さらに今回の飼い主様は、もう一つの変化に気づかれました。
「たくさん食べているのに、便の量が少なくなります」
実は、お腹の中に「熱」がこもると、水分が奪われて便が滞りやすくなります。
便として熱を外に逃がせなくなると、さらに体内に熱が溜まり、炎症が悪化するという悪循環に陥ってしまいます。
3. 「火事が起きる前」に火を消す漢方治療
これまでの西洋医学的な治療は、火事が起きて(発症して)から消火活動をするものでした。
もちろん緊急時には不可欠ですが、それだけでは「火事が起きやすい体質」は変わりません。
当院の漢方治療では、飼い主様が感じた「食欲が異常」「便の様子が変」というボヤの段階で、漢方薬を微調整して「火消し」を行います。
- 胃の熱を冷ます
- お腹の巡りを良くして熱を逃がす
この「先回りケア」を積み重ねることで、繰り返す胃腸炎や膵炎の頻度を減らし、病院へ駆け込む日々から卒業することを目指しています。
飼い主様へ:あなたの「直感」が一番の薬です
「よく食べてくれるのは嬉しいけれど、なんだか怖い」
飼い主様が感じたその直感は、どんな精密検査よりも早く異変を捉えています。
繰り返す胃腸炎や膵炎は、体質だからと諦める必要はありません。
「いつもと違うな?」と感じた時にすぐ相談でき、その場でケアを変えられる。そんな健やかな毎日を、漢方の力で一緒に作っていきましょう。
※同じような体の兆候が見られても、体の状態はその子その子で違ってきます。症状に合わせたお薬の調整は、必ず診察の上で行いましょう

















