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アロペシアの治療;はなちゃんの経過
2020/02/20
皮膚の症状

犬のアロペシアで漢方薬治療しているはなちゃん

















ポメラニアンに多いアロペシアの治療しいてるはなちゃん。
はなちゃんも育毛剤やポリフェノール、麹エキスといろいろ試しましたが改善がみられませんでした。

東洋医学では、自然の法則を体にも当てはめて考えることが多いです。
皮膚と毛は、土とそこに生える草木に例えるとわかりやすいと思います。

はなちゃんの肌は触るととても熱く、赤黒くなっており、
つまり、自然にあてはめると土が燃えて熱く、黒焦げになっている状態と同じと考えます。
これではいくら肥料(育毛剤やサプリメント)をあげても草木は生えてきません。
※またいくら「毛が生える」という漢方薬を用いても、体質改善をしなければ一緒です。
犬のアロペシアで漢方薬治療しているはなちゃん



















だから当院の漢方薬治療による体質改善では、その火を消して冷まし、水をまいて草木(毛)が生えることができる土(皮膚)を取り戻すということです。とてもシンプルです。

犬のアロペシアで漢方薬治療しているはなちゃん
















体質改善をすすめて、皮膚の赤黒さがやっと落ち着いてきて、新陳代謝が戻るので古い毛は抜け落ちたものの、薄い新しい毛は生えてきました。
それでもまだまだ皮膚は熱いので引き続き体質改善はつづければ、少しずつ毛が生えてくるはずです。
ただし、まだ毛根が残っていればです。
経過が長いと、やはり生えてこない、あるいはどうしても皮膚の状態が戻らない子も中にはいます。


※野焼きおよび焼き畑の写真はそれぞれ西日本新聞、ウィキペディアより引用しました。

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