ブログ

犬の脳炎(てんかん)で漢方薬治療しているそらちゃん
2020/06/29
免疫性の炎症

そらちゃんは、脳炎の治療です。
まだ1歳になる前からてんかんを発症し、どんどん発作の頻度が増えて、MRIの検査で脳炎との診断が付きました。
しかし、ステロイドと免疫抑制剤に加え、3週類の抗てんかん薬(イーケプラ、臭化カリウム、フェノバール)にも関わらず発作は増え続け、初診で来院されたときは、昼夜問わず10〜20分おきにてんかん発作が起きるような状態で、ほとんど寝られていない状態でグッタリして立てない状態でした。

初診時のそらちゃん
犬の脳炎(てんかん)で漢方薬治療しているそらちゃん
















(絶対に炎症を起こしてはいけない臓器の)脳に炎症を起こしているということは、明らかに免疫の異常なので、
その免疫異常を治さずに、脳の活動を抑制する抗てんかん薬で発作を抑えたり、ステロイドや免疫抑制剤で無理矢理炎症を抑えようとしても、
脳の活動が抑制されてグッタリしまうし、副作用で免疫が下がって余計に免疫異常を起こしやすくなり、だんだん薬が効かなくなって、体への負担もとても大きいです。

だから漢方薬で免疫を整えるしかないです。

また、脳炎の子は頚椎の歪みが強い子も多く、そらちゃんもかなり頚椎の神経が阻害されていたので、整体(ストレートカイロプラクティック)も一緒にしています。

これらの治療で発作はだんだん収まって、寝られるようになって元気になり、
一時は突発的に突進する部分てんかんが残りましたが、それも今はなくなり、(もともと効いてなかった)抗てんかん薬もほとんど止めました。
これからは、リバウンドを起こさないように(発作をぶり返さないように)じっくり、免疫抑制剤とステロイドを減薬しているところです(^^)。


一覧に戻る