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ジャックラッセルの低アルブミン血症で漢方薬治療しているディノちゃん
2020/06/19
胃腸の症状
今まで病気知らずだったディノちゃん、今年のはじめにひどい下痢をしてアルブミンが低下(1.8g/dl)していることがわかりました。
ステロイド治療で下痢が治っても、アルブミンは正常値にもどらず、ステロイドを減らすとさらにアルブミンが減ってしまい、漢方薬治療をすることになりました。

下痢していないのに、検査すると低アルブミン血症の子は、ジャックラッセルテリアに多い症状です。
当院でも何頭か同じ症例でジャックラッセルテリアを治療しています。
実際、内視鏡検査をすると下痢でなくても腸に炎症があるようです。

免疫性の炎症なので、西洋治療はステロイドになりますし、一度始めるとずっとステロイドを止めれない(止めるとアルブミンが下がってしまう)ことがほとんどです。
逆に、免疫性炎症は当院の漢方薬の得意分野です。実際、最初の3週間でステロイドを半減しながら(0.4mg/kg)、アルブミンは2.7g/dlまで回復しました(^^)。
引き続き、リバウンドしないように少しずつステロイドを減薬していく予定です。


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