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好中球減少症で漢方薬治療している海ちゃん
2025/01/19
免疫性の炎症
#白血球減少症(#好中球減少症)で漢方薬治療している海ちゃん、今日も採血頑張りました

この病気は白血球の数が少なくなり、感染症の危険性が上がるので、
西洋医学では、ステロイドで治療することになりますが、
多量のステロイドが必要になることも多く、そういう場合ステロイドで数字を上げたところで、むしろ副作用で免疫機能が下がってしまうので、むしろ感染症にかかりやすくなったり、他の肝臓の数値をはじめいろんな病気の原因にもなってしまうという矛盾を抱えることになります

そのため、当院の漢方薬治療では、白血球が下がる原因となっている免疫を整えることで、ステロイの量を最低限に、
またステロイドの副作用を抑えることで体調を維持しながら、少しずつステロイドを卒業していきます。

海ちゃんの #白血球減少症(#好中球減少症)の漢方薬治療では、もともとステロイドは2mg/kg(プレドニゾロン)も飲み、かつ免疫抑制剤も併用していたので、かなり肝臓の数値も振り切るほど高く、
漢方薬治療では免疫を整えながら、まずは免疫抑制剤を止めて、ステロイドを減らしていきました。

今では最初の30分の1くらいの量の、0.07mg/kgで維持しています。

今の免疫の状態に対してステロイドを減らしすぎると、炎症をぶり返してしまいますので、白血球が減るだけでなく、海ちゃんの場合は体の痒みとしても炎症症状が現れます。(元々アレルギー症状で2~3年アポキルを飲み続けていました。)
なので、今は痒みの状態を見ながらステロイドの減薬は調整してもらっています。

どうしても早くステロイドを止めたい気持ちで痒みを我慢して減らしてしまうので、白血球がまた下がったりしていますが、
免疫機能を弱めるステロイドを減らし、漢方薬で免疫機能を高めてあげれば、白血球は多少少なくても十分感染症や病気は防ぎ、体調も安定して過ごせます
「今のステロイド量は副作用を無視できるほどの量ですし、漢方薬で十分副作用は抑えられるので、ここからは焦らず、ある程度は付き合いながら、痒みをバロメーターにして、長い目でゆっくりステロイドを減薬、休薬していきましょう」
と話しています。


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